役務販売の会計処理について

皆さま こんにちは。

東南アジアコンサルタントの塩見有輝です。

私は不動産業界にもおりましたので、

「サラリーマンが今すぐできる海外不動産投資

~シンガポール編」という著書がございます。

そして、ブログやYOUTUBEなどでもアジア不動産についての題材で

投稿することが多いです。

 

それ以外に私は美容業界にも長くおりました。

さて、本日は、

エステなどの役務販売の会計処理について、

少し書かせていただきますね。

無題

英会話のNOVAが、TVCMを大きくしていたのに2007年に

破たんしてしまって、それが日本人の頭に強く残っています。

それがあまりにショッキングだったせいか、

「役務残」と、「借金」を、同一のようにとらえて、

不安に感じられる方が日本には多いな、と思いまして、

皆さまのお役に立てばと思い、簡単にご説明致しますね。

 

「役務残」と皆様のイメージする「借金」は、

性質が全く違います。

 

 

例)

あなた様が、本日、

10万円でエステの10回コースを契約したとします。

それで、支払いは3分割OKとのことで、今日は33,000円だけ払ったとします。

それで、今日1回目のエステを受けたとします。

 

 

さて、上記の場合、

10万円が「契約売上」です。

33,000円が、「キャッシュ売上」です。

10,000円が、「施術売上(役務消化売上)」です。

 

 

日本では、この場合、33,000円で売上計上することも

違法ではありません。

シンガポールでは、この場合、10,000円(役務消化分)を

売上計上することに決まっています。

 

さて、日本の場合ですが、エステを経営している場合であれば、

当然のごとく当たり前のごとく、毎日毎日、

1.契約売上

2.キャッシュセールス

3.役務消化売上

これを必ず、見ています。

あいうえお、の、あ、くらい当たり前なので

2の前受け金を含めた金額を会計で計上していても、

1.も、3.も当然のごとく、通常把握しています。

当然、役務残、つまり、上記の具体例の場合は、

(お客様が3回目のお支払いも済んで10万円お支払いになった場合)

10万円ー1万円=9万円

この金額が、現段階の役務残になりますが、

これがいくらあるかなども、把握します。

 

役務残は借金とは違います。

確かに、まだお客様に施術をしていないので、

9万円が、お客様のもの(返金もあり得るお預かり金)である、

ということです。

ですが、これを100%全額、傍らによけてとっておくことこそ、

会社として正しいか、というと、

そうではないと思います。

 

これは全く私の個人的な考えですが、そのように思います。

今年は前年比100.01%でOK、

成長率0.01%でOKという意識で進めるのは、

事業ではないと思います。

必ずや尻すぼみになって、お客様を満足させることはできないです。

 

「預り金に手を付ける」、という言葉の表現は、

「人の金に手を付ける」というイメージを与えますが、

まったく性質が違います。

 

銀行にお金を預けている場合、

それはお預かり金です、私のお金です。

でも、銀行は私のお金をつかって、投資していますよ。

 

先日、中国で株大暴落があって、

その後、顧客が殺到して銀行から引き落としたり、

企業が撤退したりとで海外に流出したのが

7月から9月の3か月でなんと19兆円。

19兆円!

人々の不安というものが、どんなに人を動かすか、

大変なエネルギーです。

でも、その不安にしたがってお金をあっちこっちに移して、

結局、お金が疲れてしまいそうです。

 

エステの話に戻りますが、

1の契約売上は、当然ですね。誰でも見ます。

店長も見ます。

2も、当然ですね。経理の人が見ます。

3も、当然です。

これを、他の施術時間数と一緒に数字で見ると、

稼働率などがわかりどれくらいのアイドルタイムが

あるか、あるいは、なさすぎるかなどがきちんと把握できます。

 

さてさてさて、ここから私の話を聞いてください。

 

よく、いかにもインテリです、というおじさまなどが

会計処理のことで、

3.の役務消化金額を登用していないとは

何事だ!と言いがちです。

そして、上記でいうところの1万円を売上計上するべきだ!と

いいます。

確かにそれでもいいですね。

 

ただ、非常に違和感を覚えるのですが、

まるで、エステ経営をしている側が、

この1.2.3.の売上バランスを理解もせず、

把握していないとでも!!誤解されているようなのですが、

当然のごとく当然のごとく!すべて理解して、把握して、

当事者として!深く理解して!経営していると思います。

 

「美容」という業界は、男性社会では、まだまだ

少し下に見られる業界なのかしら?と思うこともあります。

 

 

 

1.2.3.の売上は、どこの美容会社も把握していますし、

よく見ています。

ただ、では、どうして、あえて、役務消化金額をメインの

会社の会計基軸にしない場合があるか、

実務担当者目線でメリットを書きます。

下記は、私の全く個人的な、観察であります。

でも実感しています。

 

様々な状況によって変動するとはいえ、

ほぼ3.の役務消化売上は、

1の契約売上の何%くらいかというのは、

ほぼ決まっています。

さて、店長を動かすにあたり、

目安として1.を目標の基軸にしてあげると、

非常にわかりやすいようです。

1.をアップすることを考えると、

自然に、きわめて自動的に

2.と3.が上がってきます。

 

ですので、

店長たちには、1.を意識させるといいと思います。

2.に関しては、お客様のお支払いの利便性を、

本社含めて考えて環境を整えればさらに上がります。

 

さて、3.にフォーカスすると、1と2は、下がりがちになりますよ。

なぜかわかりますか?

 

エステ12回分を通常は12万円ですが、今月は10万円、と

プロモーションをかけて販売しているとします。

ですので、1回の消化分が8333円になります。

ですが、この3の役務消化売上を基軸として、

ここにフォーカスして、

この売上を上げていかなくては!と思うと、

「じゃあ、コース回数販売をやめて、

都度払いで割引なしで

正価格の10,000円いただこうか」、

という結論に至りがちです。

「正価格販売で、単価がアップして、

評価されやすい会計基準になって

こんないいことないよね。

なんで最初からこうしないんだろうね。」と、

エステを本当に深く理解していない方に限り、

インテリ発言しがちです。

 

この方法は、ほぼ間違いなく、1の契約売上と、

2.のキャッシュセールスを落します。

誰の得にもならないです。

 

だって、お客様にお得になっていないじゃないですか。

結局、キャッシュセールスも落ちてしまいます。

その結果、インテリ発言をしていた方々は、

逃げるように自らどこか行くか、

逆にもっと大きな力からほぼリストラのような格好で

去っていくと思います。

 

 

エステに興味がない方には、

長い話になってしまいましたね。

 

 

私が言いたいことは、

物事の理解に10段階(1~10)あるとします。

人は、自分が3くらいしか理解できていないのに、

10理解して実践している相手をつかまえて、

「このアホが!」というような内容を、

平気で言える、ということです。

 

10理解している人こそ、黙って反論せずに、

沈黙を守っていたりします。

(反論するには基本の基本から

いろいろ説明しなくていけないので)

 

物事が、あまりに偏って伝えられるときには、

必ず裏がありますね。

 

 

さて、会計の話は以上です。

 

では、今度は、美容の話。

エステって、なんで、都度払いじゃなくて、

回数コース売りが多いのかですが、

もちろん昔のエステは、まとめて売りつけるとか

ありましたけど、そういうのは別です。

そういうのは、論外として、

ある程度のコース売りは、きれいごとではなくて、

本当に結果を出すために本当に必要です。

 

 

よく、男性の方々は、

「エステって効果あるんですか?」と聞きます。

もちろんあります。

(と言っても、私は今お怠け中ですが・・・笑)

それは1回で効果も出ますが、

一重瞼が、二重瞼になったりする

外科手術ではありませんので、

顔が激変するわけではないです。

 

でも、朝、鏡を見て、いいかんじ(^^♪ 、と

思えるようになるのがエステということです。

女性の皆さまは、ご理解いただけると思いますが、

自分がとてもいい感じの顔の日と、

全然ダメな日とありませんか?

 

 

さて、エステは定期継続をすることによって、

いいかんじ(^^♪ 効果が出ます。

脱毛の場合は、フェイシャルやボディのエステと違い、

毛が抜けますので、微妙な効果というよりも、

さらに明確なわかりやすいものです。

 

最近は、美の基準は、脱毛しているかどうか、に

移行しているようです。

レオナルド ディカプリオ主演の

2013年公開の大ヒット映画、

「ウルフ オブ ウォール ストリート」の中の、

レオ様のセリフで、

「成功者はいつも、

脱毛したスベスベ肌の女の子と一緒、

そうでない人は、脱毛してない毛深い女の子と一緒」

というセリフが何度も繰り返されていました。

 

以前には、そういう美の基準はなかったと思いますが、

現在は、そういう認識に変わってきているのですね。

 

フェイシャルやボディに関しても、

男性の中には、エステは、単なる

「お顔マッサージ」だったり、

「お腹もみもみマッサージ」や、

「リラクゼーションマッサージ」と

思っていらっしゃる方も多いかもしれませんが、

いつも自分の体を見てもらえる決まったお店で、

定期的に通うことで、効果が増します。

 

ジムでも、都度払いのジムに行くよりも、

年間で入会した方が、

求める「結果」は出やすいと思います。

 

都度払いにすることが、

お客様のベネフィットに直結するかというと、

結果としては、そうではないことが多いです。

結局きれいにならないからです。

お客様の求めるものは、

都度払いもありかもしれませんが、

NO1の欲求は、きれいになることです。

 

 

上記は、まったく私の個人的な意見でありますが、

そのように私は感じております。

 

 

 

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