雇用可能な外国国籍スタッフ数の計算方法と、中国国籍のスタッフの管理について

皆さま こんにちは!

東南アジアコンサルタントの塩見有輝です。

シンガポールでは、外国国籍の従業員を雇う時に
Levy(レヴィ)を支払うことになっています。1回ではなく
毎月、雇用している限り政府に払わなくてはいけないものです。
このようにして、シンガポール人の雇用を守っています。
ただし、たとえば、国を上げて、マリーナベイ地区のあたり
開発しちゃうぞ、という時には、建設業の雇用可能外国人%が
増えて、支払うLevyが少し安くなったりします。
そして、そのプロジェクトが終わると、
一気にLevyが上がったりします。このように、細かく
実態に合わせて微調整していく政府は賢いと思います。
「人口の弁」の役割をうまくこの外国人労働者のところで
とろうとします。

さて、1企業の外国人、実際にどれくらい雇えるでしょうか?

建設業の場合は、87.5%まで
製造業の場合は、60%まで
サービス業の場合は、40%まで
です。
逆算して方程式を作るとすると、

建設業なら、
今いるシンガポール人数X7まで外国人雇える
製造業なら、
今いるシンガポール人数X5まで
サービス業なら、
今いるシンガポール人数X0.66まで

と覚えておくと覚えやすいです。
計算して端数が出たら、切り捨てしてください。

例)
シンガポール人スタッフが5名いるラーメン屋さんの場合
⇒ 5名Xサービス業なので0.66=3.3 です。
つまり外国人を、3人雇える、ということです。

ここでいう時のシンガポール人というのは、
永住権を持っているPRの方々も含めます。
フルタイムの人だけをカウントして計算します。
シンガポールの労務省では、フルタイムの従業員というのは、
月に1000ドル以上稼いでいる人をフルタイムと呼びます。
パートタイム従業員というのは、月500ドル以上稼いでいる人を
パートタイムとしてカウントします。
Levyの計算の時のシンガポール人の数は、会社で申請して
提出する数ではなく、CPF(シンガポール人用の年金)の
支払い履歴をチェックされます。国は、それを、
「その会社が雇用しているシンガポール人数」として把握します。

それで、熟練工か、熟練工でないか、と、業種によって、
Levyの値段が変わってきます。
熟練工で月、$300です。
そうでない場合、たとえばラーメン屋さんでお皿洗い、
の場合ですと、月、一人頭$420かかります。
(計算方法は、最初の何%までは1段階目でいくら、
次の何%までは2段階目で、いくらと決まりがあります。)

この高いLevyを払ってでも、スタッフ数を確保したい企業様が
多いと思います。シンガポール人がオフィスワーク以外には
興味を持たずに応募してこない、というのが理由ですが、
その理由以外に、マレーシア人や中国メインランドの方は
シンガポールでのお仕事ぶり、いい方が多かったです。
戦力になりました。マレーシア人は、英語も大丈夫ですね。
中国メインランドの方は、英語はぜんぜん初めはだめです。
それが、タフというか、黙々と働き、めきめきと頭角を現す
頼もしい方々も多かったと、私は個人的には記憶しています。

中国メインランドからのスタッフは、
中国人専門エイジェントさんを通して探してもらいます。
このエイジェントさんと本人の関係が
ハッピーで納得行った契約になっているのかどうかも
その後、長くつとめてくれるかどうかに関わるようです。
エイジェントさんが、厳しく管理しているケースが多いです。
パスポートは、そのエイジェントさん、あるいは、
会社で保管するのが普通のようです。

旧正月の時に、国に戻るのでパスポートを本人に返して
でも、やはり、久しぶりの実家で、そこで予定よりも少し
長く滞在してしまって、戻るはずの日に戻らなかったり
ということもたまにはありますが、年に一度だけ、家族に
会うのだし、ましてや本人が年若い女子だったりすると
いろいろあるんだろうな、と心情的にはわかるのに
間に入るエイジェントさんがものすごい勢いで叱っていたり
すると、ちょっと待って~と思う時もややありました。

こんな時に実感するのが、
国のランキング=個人のランキングに
なっちゃっている、ということです。

個人の序列さえ、
日本>シンガポール>マレーシア>中国と
なっています。

あれ??

ここまで自分で、文章を書いて、
なんだかおかしいことに気が付きました。

国別GDPの序列だと、

中国>日本>シンガポール>マレーシアのはず、、、

一人当たりGDPだと
シンガポール人(世界8位)>日本人(世界24位)>マレーシア人(世界67位)>中国人(83位)のはず、、、

現在は、どっちをとっても、日本がいつもこの4国の中で
1番上なんてことは、なくなっちゃったんだ。。。

シンガポール人GDPがUS$55,182、
日本人がUS$38,467なんて、
こんなに差があって、とっても複雑な気分。。
日本の方が先進国と思っていたら、全然違った!!
みたいな、そんな気分です。。。

(2015年1月10日公開記事)

 

 

 

 

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