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アンバサダ―という名前がいいマーケティング

皆さま こんにちは。

東南アジアコンサルタントの塩見有輝です。

今日は、アンバサダ― マーケティング
私の体験談を元に書きたいと思います。

皆さまは、ネスカフェ アンバサダーというのを
TVのCMで聞いたことがありますよね?

ネスカフェのマシンを無料で、
オフィスなどに貸し出して、
コーヒーやお茶はネットで買ってもらうという
方法です。
社員が1名でもOKで、
美容室など少人数の場所でも利用しやすく
計算すると1杯50円で最新マシンを使って
多種のコーヒー紅茶が飲めるし、
ファンも口コミで増えていって
みんながハッピーな仕組みです。

 

私が本日レポートするのは、
アメリカのある企業のイベントの
アンバサダー
です。
わかりやすく言うと、
「イベントをお手伝いする
ボランティアスタッフ」なのです。
英語ができれば参加可能です。

たった3日間だったのですが、
予想以上に楽しくみんなと仲良くなれて
新鮮ないい思い出になりました。

冷静に見るととてもうまくできた
マーケティング手法だと思いました。

どんな流れだったかお話しますね。

【応募のきっかけ】
■ 参加特典が魅力的だったので。
特典は金銭的なものではなく優先権のようなもの。
■ お友達がこの商品(会社)の大ファンで
一緒に参加しようとお誘いを受けたので。
■ 「アンバサダー」という名称がいい。

という理由。

【イベント前日】

アンバサダーの統括をする、
アメリカ人女性ミッチが登場。
彼女はアメリカ本社の社員らしい。
40歳前後。
世界で開かれるイベントでの
チームのまとめ役だ。

私達はアンバサダー室をハブHUBと呼ぶ。
仲間の集う場所を表すのに
適した名称だ。
ミッチは自分の赤ちゃんを連れて
海外の今回はペナン 島までやってきて
アンバサダ―をまとめる役を果たしている。

ハブで、ミッチは赤ちゃんを抱っこしながら、
愛について、絆についてを語る。
ず~っと赤ちゃんはこちらを見て笑っている。
この部屋は赤ちゃんのいる
幸せな空間なのだ。

横にはアメリカのTVドラマに出てくるような
とっても人間味あふれる、
パーマがクルクルで、ちょっとムクムクした
真っ赤な派手なセーターを着た、
幸福感いっぱいのミッチの実のお母さんも
ニコニコしてずっといる。

みんなでかわいい赤ちゃんをあやしたり、
そのお母さんとワイワイ話す。
そのお母さんのことを
みんなで「Mom」と呼ぶのだ。
ミッチのご主人との写真、妊娠中の写真、
家族が川の字になって眠る写真が
パワポで映し出される。

そうです。
ハブは、いかにも愛に溢れているのだ。

シンガポール人、マレーシア人、台湾人、
日本人、タイ人、中国人、香港人など、
アジア各国から集まっている。

【イベント初日】11111111111111111111

前日、夜遅く終わったが、2日目の朝も早い。
6時にハブに集合です。
朝来たら、紙袋に用意された朝食を食べる。
中にはリンゴとバナナ、シリアルバー。
健康的ね。
コーヒーと紅茶がないことに気付いたMomは、
早速イベント本部に電話をして
ハブに熱々のおいしいコーヒー紅茶を手配する。
一人一人に声をかけてくれる。
話題が豊富で笑顔いっぱい。
Momは愛を体現した人だ。

Momはそのハブで、
赤ちゃんのおむつを替えもする。
ミッチは、アジア的なワンピに三つ編みだ。
新興国で楽しむ豊かな白人、
ブリティッシュインディアのイメージが
チラリとした。

今日はグループごとに分かれて
役割分担。
私はお店担当。
アメリカ本部のおじさまが一人いて、
みんなの行動をジッと見ている。
全く口出ししない。
自主性に任せてジッとしている。

開場とともに大混雑したお店では、
地元の大学生のバイトの子も数名いる。
Facebookで募集がされていたそうだ。
大学生はとても飲み込みが早くて
とっても良く働く。


若さと教育を得た人は
可能性で輝いている。

とてもとても忙しいお店の中で
今まで見えなかったそれぞれのアンバサダー
個性が急に輝きだします。

タイの男の子は、アパレル店員並みに
Tシャツのサイズ選びをしながら
おすすめじょうずだ。
何着ものカラフルなTシャツを肩にかけて
忙しすぎて走り出した時には、
もうすっかり内股だった。

とてもおとなしかった中国人の子もいた。
お客さんが中国語しか話せない方が多くて
みんながその子に頼りはじめると、
最初は、か細かった声が
だんだん大きくなって、半日後には
すっかり頼れる女の子に変身した。
仕事をすることは自己成長することだ。

きつそうに見えたシンガポール人の女性2名は、
仕事場で黙々とダンボールを処理していた。

1時間後、ジッとしていたアメリカ人は、
人の流れを観察した後、
商品の陳列順をすっかりと、
たった10分で自分でテーブルを動かして
大変更してしまった。
もちろんその大変更は大成功です。

その後の流れは数倍、改善された。
そのおかげで、
時間内に処理するお客さんの数が倍増、
よって、売上も倍増だ。

みんなといるのがとても楽しい。
それぞれの才能が爆発中だ。

1日中、たちっぱなしで脚がパンパン。
「みんな足を上にあげて寝てね。
その時の足の写真をとったら
Whatsappに載せるんだよ。」

と約束し夜にみんながアップする。
夜もネットでおしゃべりだ。

【イベント2日目】2222222222222222222

朝からMomやミッチ、
赤ちゃんに会って、
お互いにおしゃべり大会、
笑い転げる。
キムタクが好きで日本語を独学で
話せるようになった中国人女性も

安室ちゃんをスマホ待受けにしている
台湾人のゲイの子も
日本人の私たちに
「Ohayo」と声をかけてくれる。

ポジティブなコミュニティが楽しい。

開場ですれ違う時は、
ハイタッチだ。

誰かが発言したら
みんなで”You Rock!”
(あなた最高❣)と叫ぶ。

 

開場2日目は初日よりも
お店はずっと暇だ。
初日に買い物を終えている人が多いからだ。

暇なお店にいるのは苦痛で惨めだ。

暇な方がラクなのでは?
というのは間違いだ。
お店が暇だと、とても疲れる。
みんなも段ボールに腰かけている。
昨日の大忙しの時よりも
今日の方が疲れている。
昨日の輝きは失せてしまった。

もし自分がマーケティング担当だったら、
お店が忙しいという声を
受けとめすぎないようにしよう。
暇なお店はもっと、つまらないはずだ。

みんなで最終日の夜に踊るダンスを
Youtubeで練習したりもした。
さて、その夜・・・

最後の夜のハブでのミーティングで、
輪になってひとりづつ話をする。
みんなが泣いている。
自分の過去のつらい歴史を話す人もいる。

アンバサダー賞に選ばれたエルシーは、
シンガポール人女性で、
なんと18回目の参加!
18回、旅行代を自分で出して!
参加しているのだ。
そして、賞に選ばれて大泣きだ。

ミッチが手作りした冠を
かぶせてもらうエルシー。
紙でできていてストローで飾り付けされて
手作り感満載なところが、
これまた、いいのだ。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

アンバサダー マーケティングを
冷静に見ると、

低コストで
とてもコアなファンを作り上げていた。

イベントが終わって1ヶ月近くたっても、
Whatsappは鳴りやまない。

みんな自分の居場所を探している。

ここは☆ポジティブ☆と❤ラブ❤がテーマの
自分が拒絶されないグループ
自分を恐れずに出していいグループなのだ。

帰りの空港でもう会えないかなと思っていた、
台湾のゲイのクラークに会ったときは、
名前を呼びあい抱き合った。


みんなが疲れて夜10時にハブに戻ったとき
ピンクの羽根を持ちながら
マドンナを踊って大爆笑させてくれた人だ。

数年前のパスポート写真を見せてくれた。
黒い眼鏡をかけたサラリーマンだ。
10年間、カスタマーサービス課にいて
毎日クレームを聞いて心の病気になりかけた、
と話をしてくれた。
今でも人が何気ない話を軽く会話しているのに、
「真剣に聞いてアドバイスをしなくては」
という義務感にかられてしまうのが
悪い癖なんだと自己分析していた。

「大好きな安室ちゃんのコンサートで
日本に行った時、上野動物園に行ったの。
そしたら、ペンギンコーナーで
その日はペンギンがお休みの日だったの。

そこにね、幼稚園生がたくさん遠足できていて、
その中に、とてもハンサムな子がいたの。
ハンサムって言っても、
私がその年齢の子が好きなんじゃなくて、
将来ハンサムになりそうな子っていう意味よ。
わかるでしょう?

その子が、ペンギンが見れなくて
とても悲しそうな顔をしていたから、
私は、その子をHappyにしたくなった。

それで私は クワックワッて
ペンギンのマネを一生懸命したの。
全身で表現したわ。
羽根もバタバタさせたわ。
そうしたら、その子がすごく笑ってくれたのお~。

その時、私は決めたの!

I will collect smiles❣

笑顔を集めて生きていくって。」

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アンバサダ― マーケティングを、
このアメリカの会社はとても上手に
Manageしていた。

私も予定していた「特典」以上に、
たくさんの「副産物」を得た。

ただ、私が幸せになるには、
このグループに戻ってきては
いけないのだ。
自分の実世界に戻って
拒絶されたりしながらも、
泰然自若と進んでいかないと
本当は幸せにはならないと私の場合は思う。

Whatsappグループの通知をオフにした。

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