皆さま こんにちは。
東南アジアコンサルタントの塩見有輝です。
本日はシンガポールでもう長年言われている、
シンガポール人がほしい【5C】についてお話し致します。
20年以上も前から言われていることなので、
ご存知の方も多いかと思います。
Cから始まる、ほしいもの5個は、
1.CASH (現金)
2.CONDO (コンドミニアム⇒民間のプール付きマンション)
3.CREDIT CARD (クレジットカード)
4.CAR (車)
5.COUNTRY CLUB (会員権)
です。
2のコンドミニアムについてですが、
シンガポールの住居棟の75%以上が公共団地で、
15%弱がコンドミニアム、
7%強が土地付き物件です。
ですので、コンドミニアムに住んでいるということは、
経済的に上位20%に入っていることになります。
最近、これに、もうひとつのCが加わって6Cになったのですが、
何が加わったと思いますか?
COFFIN (棺桶) です。
死ぬときに豪華な高級棺桶に入りたいということです。
シンガポールのチャイニーズ系の方は、
経済的豊かさをあの世でも願い、
お盆の時ご供養として、
それを象徴するものを紙で作って燃やします。
紙で形作るものには、コンドミニアム、車、宝石、スマホ、最新PC、それにメイドさん、まであります。
メイドさん、燃やされてしまうの、なんだかかわいそうです。。。
コンドミニアムのほかにバンガロータイプがあったり、個別でプール設備があったりします。
その他に、
紙でできたシルク風下着や、
靴、ヴィトンのバッグ、
それにマクドナルドセット、ビールもあります。
現世を豊かに終わりたい、そしてあの世でも
経済的に豊かでありたいという願いが、
6番目のCとして、高級なCOFFINE(棺桶)に結び付いたのは、
よくわかります。
おととい日本へ戻る飛行機の中で、
シンガポールで制作された
【Singapore Dreaming】(美満人生)という映画を見ました。
労働者階級の公共団地に住む一家の、
より良い生活への強い憧れと、
それを満たせない厳しい現実に直面した絶望感を
描いている映画でした。
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でも
自分はこうありたい、と願う気持ちを
途中であきらめるから、絶望を感じるのであって、
あきらめないうちは、希望があります。
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