今日2025年10月21日に、
日本初の女性の内閣総理大臣
誕生しました。

そういうわけで今日は、
私にとって印象深い
2名の女性リーダー
の話を
させて頂こうと思います。

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今から20年も昔の話だ。
その頃はスマホ登場前のガラケー時代
そのガラケーのオンラインショップで、
DeNAが行っていた「モバオク」があった。

 

 

 

 

 

 

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通信速度が遅くて、ガラケー画面に出てくる
主にアパレルの商品写真は
カクカクしていた。
(この表現では今の若い方にはわからないかも)

私は、未来を感じて

会社に勤める傍ら、副業
モバオクで洋服を売ることにした。

密かに自分の会社を設立し、
本業で行った台湾出張の空き時間に
洋服を縫ってくれる業者さん2か所を訪問し
よさそうな方と業務提携した。














モバオクで売れている洋服の写真を
台湾のお裁縫やさんに送り、
それと同じ生地とデザインで
同じように製作してもらって
日本へ送ってもらっていた。












DeNAという会社は、
今では野球チームさえも所有して、
知らない人はいない会社だが、











20年前は、一般には知られていなかった。

私が不在中に、
勤務している会社の自分の机の直通電話番号に
電話がかかってきても、

「ディーエネー??というような名前の
会社から電話がありました。」
という伝言メモが置いてあるくらいの
そんな知名度だった。

ある日、私は、DeNAの本社での、
モバオクのテナント向けのセミナー
参加した。

綺麗なオフィスで、
紺色のスーツを着たスマートな若い男の方々が
立派な講堂のようなセミナールームに
連れて行ってくれた。














40分か50分のセミナーの後、
社長の南場さん
(DeNA創業者、
現会長の南場智子さん)
が紹介された。

南場さんは、今から思い出しても、
当時もそのままの風貌で、












(DeNAホームページからお写真拝借しました↑)

セミナー中はずっと
講堂の一番後ろの壁の前で、
他の社員と一緒に立ったままだった。

紹介されると、ずっと頭を下げながら
後の壁からセンターのステージにつくまで、
2回くらい腰も曲げて
ゆっくりお辞儀しながら出てきた。

20年も前のその光景を覚えているくらい
私にとっては印象的だった。

お話の内容も、私たちを「テナント様」と
呼んでくださって、
とっても謙虚で、今まで見たり
頭の中でイメージしがちな、
勝気な女性リーダー像と
全然違っていて、

とてもびっくりした

その頃、私は会社の営業部にいて、
とても狭い「世界」とも呼べないような
とても小さな金魚鉢の中で、
数字競争をしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自分のことを有能だと思っていて
自分にも人にも厳しかったし、
周りにもそういうタイプの
女性リーダーしかいなかった。

人としての温かさ
という言葉を使って、
諭してくれたんだろうと、
今となって気づく男性上司の話も、
「ばかみたい~」とスルーした。

人としての温かさを持ったその男性上司は、
私に、はっきりと
「お前が欠如しているところだよ」
ということは優しさから言わないから、

なんだか、話に具体性がなくて、
核の周りをぐるぐる回るような話で、

いったい何の話で、誰の話で、
いったい何が言いたいのかが
当時の私には全然わからなかった。

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「私のことを言いたいのかな」と思っても、
だとしても私も納得できないし、
一生懸命やっているし、はっきりしないし、
抽象的過ぎて頭の中に
?マークしか浮かばなかった。













そういう当時の私から見て、
南場さんの頭を下げながらの登場は、
新鮮でびっくりしたのだ。



金魚鉢の会社
に戻って、
この「びっくり話」をしたかったのだが、
なんせ秘密の副業なので、
会社内の誰にも、感動をシェアできなかった。

とは言え、
会社の本業も頑張っていたので、
会社以外の友達に話す暇もなかった。

副業を始めたのだって、
「仕事で認められることが一番大事」
と当時の自分は思っていながら、
でも「お金」も大事だよな、という、
たぶん迷いが出ていたからだろうか。

少しの間、洋服を売っていたが
台湾から送られてくる洋服に、
あからさまに生地を節約して
短い丈になっているものが
混じってくるようになった。

極めつけは、

オフショルのトレーナー生地の
黒のミニワンピの大人気商品のはずが、






















生地が節約され小さいサイズで納品され、
単なるダボダボの
ダサい黒トレーナーになっていたこと。

 

 

 

 

 

 

 

クレームの電話が何本もかかってきて、
謝罪して返金したり、
毎日の発送作業などなどで、
イライラしていた私は、
同居の彼と毎日喧嘩になって、
ハッピーになれなかった。

モバオクはやめたし、
家族や彼と一緒の仕事をするのは、
今後一切しないと決めた。

あれから20年以上たって、
悲しいこともいろいろ体験し、
そんな傷の中から、
私の温度を持った心が生まれてきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 






















20代から付き合ってきた
バセドー氏病という甲状腺機能亢進症を、
放射線治療で直したおかげで、

とても早かった脈拍が、正常になったのも、
性格変化に少し貢献していると思う。

体と心がつながっているのを体験した。

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高市さんを見たときもいろいろ感じた。

政治の方針についてはいろいろ考え方があるし、
そことは関係なく、外見から伝わるものに、
共感するものがあった。

をアピールした雰囲気ではないけれど、
ウィッグ眉のタトゥをしていた。

随分前のテレビで、
「緊急事態の際に、
15分で身支度を整えられるように
練習した」と言っていたのを見た。

確かにその佇まいは、

かわいく見せたい♡
若見せして票がほしい♡とか、

そういう感情からずっと離れて、

本当にすぐ準備するために
仕様を変えているように見えた。

危機に直面した場合に、
評論家ではなく
当時者として仕事する気概が見えた。

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本記事の内容を引用・ご紹介いただく際は、
出典として下記リンクをご明記いただけると幸いです。
http://bit.ly/4qn5s0k

感じ方や言葉の紡ぎ方には、
その人だけの色があります。

もし心に響く部分がありましたら、
ぜひ引用元として、
このページの存在も添えて
伝えていただけたらと思います。

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By jumpinghorse

大卒後新卒でシンガポール航空のCAになったのがきっかけでその後12年間シンガポールに居住しました。現在は月の半分海外、半分東京に。Facebook⇒ https://www.facebook.com/shiomi.yuki   インスタ yuki.shiomi 

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