今日は、シンガポールやインドネシア、
そして日本のレシートを見ながら、

消費税や税金は、
「分かりやすさ」を重視
した方がいい
のか、それとも
整合性や公平性、正確性
優先した方がいいのか。

そんなことを考えてみたいと思います。


インドネシアの普通のレストランで
3人でランチしたときのレシート

 

 

 

 



























見た目はあまりインスタ映えしませんが(笑)、
ビーフスープもチェンドールもとてもおいしかったです。

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さて、私にとっては、
インドネシアのレシート
理解するのがなかなか難しく感じます。

Sub Total:562,000 IDR(約5,114円)

Gratuity(サービス料):25,545 IDR

Tax:58,755 IDR

Total:646,300 IDR

計算すると、

サービス料は約4.5%、

税金は約10%。

つまり、

小計に対して約15%が上乗せされています。


インドネシアのVATは少し複雑

2026年現在、インドネシアの税制は少し複雑です。

一般的なVAT(PPN)は基本11%ですが、
高級品など一部では実質12%となります。

一方、レストランではVATではなく
飲食税(地方税)が適用されることもあり、
さらにサービスチャージもお店によって異なります。

そのため、

同じ食事でも、

お店によってレシートの表示や
最終的な支払額が違います。

私はシンガポールで12年間生活していたので、
どうしても
「結局いくら払うの?」

ということがすぐに分からないレシートには、
少しモヤモヤしてしまいます。


 

一方、スターバックスでは















アメリカーノ 46,000 IDR

合計 46,000 IDR

その一番下には、

「表示価格にはすべての税金が含まれています。」

と書かれているだけです。

スターバックスやマクドナルドなどの
世界的なチェーン店は、お客様が

「結局いくら払うの?」

と迷わないように、
税込価格表示を採用しています。

インドネシアでは、日本ほど
価格表示のルールが統一されていません。

そのため、先ほどのレストランのように

Food Price
Service Charge
Tax

と後から加算するお店もあれば、

スターバックスのように
税込価格だけ表示するお店もあります。

ローカルのマッサージ店でも
税込価格だけ表示されていることがありました。
マッサージ2名分 2時間 税込 720,000IDR
               (約6,550円)















 

 

 

 


シンガポールでは

私はシンガポールで生活してたので
慣れていることもありますが、

シンガポールのレシートは
比較的理解しやすい印象があります。

例えば税抜100シンガポールドルの料理なら、

料理代:100.00 SGD

サービス料(10%が多い):10.00 SGD

GST(9%):9.90 SGD

合計:119.90 SGD

と、計算どおりの金額になります。

サービス料は法律で10%と
決まっているわけではなく、
お店によって異なります。






 

 

 

 

 

 

 

 

 


29.90シンガポールドル
免税品でGST 0%
合計 29.90シンガポールドル


日本では

日本のスターバックスのレシートを見ると、

キッシュとアメリカーノで865円。

イートインなので消費税は10%です。

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税額は計算上86.5円になりますが、
端数切捨てにより86円となっています。

日本では企業が一定のルールの中で
端数処理を選択できますが
海外では四捨五入されるケースも多く、
国によって考え方が違うことが分かります。


「分かりやすさ」は
意外と大切なのかもしれない

税金とは少し違いますが、
シンガポールで生活していた頃、
同じようなことを感じた経験があります。

当時、都心部(CBD)へ車で入ると
追加料金がかかる制度がありました。










最初の頃は比較的単純だったので、

「Highwayだけは絶対に使わない!」

と節約中の若かった私は決めていました。

ところがその後、

時間帯ごとだけではなく、

道路ごと、ゲートごとに

料金が細かく変わるようになりました。

私はとうとう覚えきれなくなり、

「もう気にしても仕方ない」と思って、

以前よりHighwayを使うようになりました。

もちろん、
交通量に応じて細かく料金を設定することは、
公平性や整合性という点では
理にかなっています。

しかし一方で、
人間の行動という面から考えると、

制度が複雑になることで、
人は「考えること」を
やめてしまうこともあるのではないか。

そんなことを私は実体験として感じました。

それによって、

本来期待していた行動変容
(追加料金を課すことで、
Highwayの交通量を減らすという目的)
を、達成しにくくなるのではないか、
と感じたのです。

それまではシンガポールの法律
乱暴なくらいにシンプルでわかりやすく
効果絶大だったので、面白く見ていました。
(例:ゴミやガムやトイレやタバコ罰金など)

ところが、道路ごと・時間帯ごとに
料金が細かく設定されるニュースが出た時、
私は「シンガポールも時代が変わったな」
と感じました。

私には、
制度をより公平で精密に
設計しようとする考え方と、

まず人が直感的に理解し、
行動しやすい仕組みを作ろうとする考え方、

この二つの発想の違い
見ているように思えました。

どちらにも良さがあります。

ただ当時の私は、
人の行動心理をうまく利用し、
シンプルで分かりやすいルールを作っていた
初期のシンガポールに、
とても魅力を感じていました。


日本では今、食品の消費税が議論されています

家計の負担を軽くすることは、
とても大切だと思います。

一方で、

日本では制度の公平性や整合性についても
活発な議論になります。

イートインとテイクアウト、

業種ごとの違い、

軽減税率の対象など、

制度をより公平にしようとすると、

どうしても複雑になります。

税金は公平であることも重要です。

しかし、

制度は人が利用するものです。

だから私は、

「誰にでも分かりやすい制度」であることも、

同じくらい大切なのではないか。

インドネシア、シンガポール、日本。

3か国のレシートを見比べながら、

そんなことを感じました。


皆さまは、

「分かりやすさ」と「公平性」、

どちらをより重視しますか?

 



※感じ方や言葉の紡ぎ方には、
その人だけの色があります。
本記事の内容を引用・ご紹介いただく際は、
出典として塩見有輝の名前、
あるいは、
下記リンクを ご明記いただけると幸いです。
https://bit.ly/4wc3sdj

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ご回答をありがとうございました。 ✨

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By jumpinghorse

大卒後新卒でシンガポール航空のCAになったのがきっかけでその後12年間シンガポールに居住しました。現在は月の半分海外、半分東京に。Facebook⇒ https://www.facebook.com/shiomi.yuki   インスタ yuki.shiomi 

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