• 土. 1月 22nd, 2022

Ep2 Mフロム ヘルズキッチン~権力と品~

弱さを武器にすることは
Kから教わった。
Kは、それを母親から?
たぶん、そうだ。

権力をもつ皇族の私に対して、
他者が気重になりすぎないようにと、
「配慮としてのパワーダウン」として、
「弱さを見せる」というのではなくて、

他者に勝つために、
弱さを武器にするのだ。

CPTSDという病名は
センセーショナルに発表され、
ある程度の効果を得た。

NYで一人で大荷物を抱えて
迷子になる様子も同じくだ。 

俗世間でも、
装った弱さを武器にする手法は
品を捨てて個人の利益を守る、
下品な手法だとは感じる。
ただ、それほど私は、
切羽詰まった状況にいた。

これまでは駄々をこねて、
すべてが手に入ってきたのに、
今回は、9分9厘ぎりぎりの
がけっぷちに立たされた。

この手法が最も効果を出したのは、
それまで結婚を反対していた両親や、
さらに位の高い存在に対してであった。

権力の使い方については、
皇族内でそれぞれ考えられて、
戦争という過去のこともあり
慎重であった。

国家のためであってでさえも
権力を使うことに慎重だった。

皇族とK家との関わりを
婚姻として書面上に残すことは、
2600年の歴史から見て
小さくはない事件だというのが
大方の世論だった。

それでも、
私を止めることができる、
数少ない高位の方々は、
「皇室の曇り」に繋がる婚姻を、
権力を使って阻止してはこなかった。

「黙して語らず」を通して
品を保っていたのだ。

結果として、
高位の方々は、
静かに事態を見守ったままで、
「生きていくのに必要な選択だ」と
生死をかけて駄々をこねた私が、
現実の表面世界では
勝って欲しいものを得た。

もしかしたら、高位の方々に
私の「弱さ攻撃」が効いたのか、
それとも、
私にはまだ理解できない
高次元の思慮によって、
何もしなかったのか、
どちらだったのだろう。


これがもし、民間だったら、
企業だったら、
権力の腐敗が目下で起きている時に
No1が制裁を下さずに
事態を見守ることは、

組織の為にこそ正しく使われる権力
待っていた人々を、
心底がっかりさせることなのだろうか。

いずれにしても、
皇室という特殊なエリアで、
高位の方々の品位によって、
逆に私は思いを遂げることができた。


Kの留学関連の手配や、
キャリアの手配や、
数々のことに権力を使って、
その後にすぐ、
「権力を使っていない偽装」をするために、
また さらに、権力を使って、
体裁を保とうと必死だった。

今から思えば、
自分の彼氏の為にした
特殊手配や特殊操作が
世間に明らかになってしまっても、
そのままにしておけばよかった。

その後に、
そんな特殊手配はなかったと
「辻褄合わせ」さえしなければ、

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男の人に入れ込んだ、
ちょっとイタい、
世間知らずの弱いお嬢様として、
自分を受け入れていれば、
同情されて
批判は受けなかったのかもしれない。

私は、そんな自分は、
絶対に認めたくないし、
受け入れるつもりはない。

武器として弱さを装うことはしても、
自分の本当の弱さを認めるほど
強くはなかった。

私は、素晴らしく価値がある女だし、
彼氏も、素晴らしく素敵な人なんだ。

ヘンリー王子がメーガンと結婚した時
英ロイヤルには、
自分の立場のこともあり、
興味があったので、
メーガンが出ているドラマ「Suits」を見てみた。

悲しい家庭環境の主人公のマイク・ロスと
Kを重ねてみたりした。
マイクは、ハーバードは出ていないが、
データベースの改ざんをして、
卒業したことにして、
弁護士資格がないまま
弁護士として事務所で働いたり、

もう一人の主人公の、
マイクの上司であるハーヴィーは、
若くてパッとしなかった頃、
弁護士事務所のジェシカ・ピアソンに
見込まれて、
事務所が学費を融資して、
ハーバード大学を卒業させた。

2011年から2019年に渡るシーズン9までの
大ヒットドラマを見ているうちに、
マンハッタンの街で
英語の能力を生かして、
Kが仕事をしたらどんなに素敵だろう・・・
マイクと結ばれたレイチェルを演じた
メーガンのように、
私もKと結ばれて、 
あの2013年の海外旅行の時のように、
エキサイティングなNYマンハッタンで
2人で生きていけたら、
どんなに幸せだろう・・・
そう思い描いていた。






 















 

こちらのフィクションは、エピソード3に続きます。
エピソード3はこちら→https://bit.ly/3lMWycE

エピソード1はこちら→https://bit.ly/3pdejTI

 

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大卒後新卒でシンガポール航空のCAになったのがきっかけでその後12年間シンガポールに居住しました。現在は月の半分海外、半分東京に。Facebook⇒ https://www.facebook.com/shiomi.yuki   インスタ yuki.shiomi 

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