皆さま こんばんは。
東南アジアコンサルタントの塩見有輝です。

2014年に、失踪と墜落が2件
たて続けに起きてしまった、
マレーシア航空の再建案について
書こうと思います。


マレーシア航空は、
格安航空会社のエアアジア

当然 お客さんが流れて、
経営悪化していました。

エアライン専門誌から
ベストキャビンクルー賞を得る

など高い評価が続いていましたが、
(実際に乗ってみると、
はっきり言って、
私自身は
サービスがいいと感じたことはないのですが。

ご飯の味付けがToo Excotic..だし、)
2014年の2件たて続けの航空事故。

ナショナルフラッグですから、
政府が手を入れるのは

分かっていましたが、再建案が
正式に2014/8/29に発表されました。

■ 2014年末の上場廃止と完全国有化
■ 2015年7 月に新会社への移行
■ 従業員は現状から約30%に当たる6000人を削減
■ 2017中の黒字化
■ 2018-2020年の再上場
■ 不採算路線の整理
■ マレーシア航空本社とオペレーション機能を
  スバンからクアラルンプール国際空港に移転
■ コスト重視の効率経営
■ 中間管理職の強化

がうたわれています。

東南アジア域内や日本路線については、
シンガポール航空、タイ航空、
ガルーダ・インドネシア航空と、
たくさんのライバルがいましたが、
LCCのエアアジアの登場で、
マレーシア航空の価格も

大幅に落とすことになりました。

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LCCに乗ったことありますか?
私は、エアアジアに乗りました。
シンガポールからクアラルンプールに着いたら
もうそこは、
KLIA(国際空港)ではなく
LCC用の荷物専用の
場所※
(※現在はKLIAターミナル2に移行済み)
で、
貨物の飛行機が動いている間をくぐって
ターミナルまで歩いて行って、
なかなかゲリラな感じでした。

そういったファシリティをみると、
なんてミスボラシイ!と

思ってしまうのですが、
あの真っ赤なスーツの
キャビンクルーは、
とても素敵で、たまに、
ジーパン姿の時もあって、

真っ赤な上半身に、 これもまた 
CAがジーパンというのが、
大変に新鮮でした。

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美しいジーパンCAで 
安さ』の価値を、

安いけれど素敵、安いけれどカッコイイ
というイメージに
<<変換>>するなんて、
なかなかのブランディング手法と思いました。

さて、マレーシア航空の話に戻りますと、
この2件の事故が起こる以前からの、
経営悪化の状態が続いていました。

エアアジアに買収されるんではないか?
という噂に、
マレーシア航空のCAユニオンは、
大反対していたそうです。


格安航空の給料基準に合わせられたら、
大変だと、
大反対していたようです。
これから、6000人のリストラをする
マレーシア航空

二つの悲劇が重なったことだけが、
理由ではありません。

国営であった期間が長く、
さんざん明らかに経営も
悪化しているのを
ずっと、そのままにしてあったこと、

来るべくして来た、
誰もが予測した結果となりました。

消えたマレーシア機の真相について
いろいろな説が出ていますが
とても信ぴょう性のあるものが
あり、マレーシアの情勢とともに
また書きますね。

 

こちら

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By jumpinghorse

大卒後新卒でシンガポール航空のCAになったのがきっかけでその後12年間シンガポールに居住しました。現在は月の半分海外、半分東京に。Facebook⇒ https://www.facebook.com/shiomi.yuki   インスタ yuki.shiomi 

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