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桜の木がすぐ部屋の向かいにあって、
3月が4月になる頃は、
ベランダにかわいい花びらが落ちている。











薄ピンクでふわっと
落ちていて、
とてもかわいいのだ。

まるで、
またね。来年ね。」と
挨拶しに来てくれているようだ。



臆病な私は、いつからか、
さようなら」ではなくて、ずっと
またね」という言葉に
こだわってしまってきた。


大事な家族達や友達たちには、
別れ際に、「さようなら」と
絶対言わないようにしていた。









外国のお友達が、片言でsayonaraと言ったり、
文字で書いたりすると、
“matane”と教えて言い換えさせていた。








でも、そのかいもむなしく、
「またね」と言っても
永遠の別れになったり、

“matane”と言っても、
先の見えない国境やVISAによる
長い別れになったりした。


何にも執着しないようにと、
人にも、思い出にも、
何にも執着しないようにと心がけるほど、
その心がけようとする意識自体が、
私の心の中の執着を浮き出させていた。

 


ちゃんは
私の方からこの部屋を去らないならば、
きっと来年も来てくれる。 

 

 

 

 

 


だからちゃんとの4月のお別れは
それほどは切なくはないんだ。

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でも人間は違う。

どれだけ「またね」と言っても
戻ってこないことがある。
どれだけ言い換えても、
別れは別れのままだ。


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それでも私は、たぶんこれからも
「さようなら」とは言わないと思う。



愚かだと思いながら、
それでも「またね」”matane”と
言ってしまう。

 








PS
今年も、ベランダに花びらが落ちていた。

(あのとき、切られてしまった桜の話)


https://jumpinghorse.red/?p=10576

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本記事の内容を引用・ご紹介いただく際は、
出典として塩見有輝の名前、あるいは、
下記リンクを ご明記いただけると幸いです。

https://bit.ly/3PJRE24


感じ方や言葉の紡ぎ方には、
その人だけの色があります。

もし心に響く部分がありましたら、
ぜひ引用元として、
このページの存在も添えて
伝えていただけたらと思います。  

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By jumpinghorse

大卒後新卒でシンガポール航空のCAになったのがきっかけでその後12年間シンガポールに居住しました。現在は月の半分海外、半分東京に。Facebook⇒ https://www.facebook.com/shiomi.yuki   インスタ yuki.shiomi 

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