インドネシアから、
毎朝の銀行口座のスクショとともに、
「幽霊が階段でスタッフを押した」
という一文が並んでいました。
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今日は、
東南アジアでの宗教儀式などに絡む
具体的なエピソードをお話しながら、
考えや習慣が違う人々とのお付き合いについて
書かせて頂こうと思います。
「幽霊が階段でスタッフを押した」
「それ以外にも最近同じお店で、
不思議なことが起こっている」と
もし言われたら、あなたはどう思いますか?
日本だったら、きっと、
「私はスタッフから頭が悪くて
不安に脅かされがちな【情弱】だと
思われているのかな?」
と不安になるかもしれませんよね。
あるいは、
dukun(ドゥクン。インドネシアの呪術師)
を呼んで現金払いしたことにして、
会社の現金をもらうつもりなのかな?
キックバックをもらうのかな?
と考えたりもします。
ですが、東南アジアでは時々
このような祈祷リクエストを
言われることがあります。
サラリーマンの時に
シンガポールで売上が下がった理由を
まじめに話しあっていた時に
「今年は、新年のドラゴンダンスの
祈祷をしなかったからだ」
という話題になったこともあります。

ショッピングモールでは毎年、
ドラゴンダンス(獅子舞)を呼んで、
申込みをしたテナントのお店を回って
景気付けをしていきます。
お店の入り口に生の野菜をかけて
待っていると、ドラゴンが食べに来て、
お店の中を歩いて景気付けをしてくれます。
モール管理部からは上中下の3段階の値段の
御祈祷パッケージ案内があったりして、
会社が申込をして経費で支払います。
日本の営業会議で、
「新年の法人祈祷を今年しなかったので
売上が落ちた]と意見する人は
あまりいないと思いますが、
東南アジアでは、
そのようなこともたまにありました。
そんな言い訳を言える雰囲気にしていることに
自分にがっかりしたり、反省したりもしました。
そして、そちらに話が流れないように
「来年はちゃんと申込みをしようね」と
話題を切り上げたりしていました。
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マレーシアでは、
2014年のマレーシア航空MH370失踪事件の時、
クアラルンプール国際空港で祈祷師が、
消えた飛行機を探すための儀式を行いました。
これは政府による「公式会見」ではなかったのですが、
大勢の記者団が見守る中で“公開儀式”をしました。
ココナッツや竹の棒、魚をとるかご(いけす)を
使って儀式を行って↓↓↓

それが、とてもなんというか
非科学的で笑ってしまう雰囲気でしたが、
世界の有力メディアで大きく報じられました。
墜落事件で各国記者が集まっている
KLIA空港で行ったため、
まるで政府公式会見に見間違うくらいに
話題になってしまいました。
この報道について、
マレーシア国内からも
「恥ずかしすぎる!」
「マレーシアが世界からバカにされる!」
との非難も多くありました。
さらには、
ここまでおかしなことをするということは、
逆に、この事件には政治的に
何か隠したいことがあるので、
あえてこんな突拍子もないパフォーマンスで、
気をそらせているのでは?
という陰謀論さえも出ました。
とは言え、このエピソードは、
こういった祈祷儀式が
マレーシアにも根付いているのを
表すものだと思います。
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マレーシアでは近隣諸国と比べて
イスラム教の戒律スタンダードがやや高く、
会社で食事会をするときには、
通常のレストランでチキンを
メインメニューにするだけではなく、
イスラム教徒のハラルのケータリングを
レストラン内に設置する場合が
多いと思います。
レストランで出てくる、素敵なお皿に
ローズマリーとともに盛り付けられた
すてきなチキンよりも、
運ばれて、くちゃくちゃになった
銀色のビュッフェトレーのチキンに
行列しているムスリムのみんなを見てると、
それが
リクエスト以上のニーズだったのだと
認識しました。
ただ、あまりにこちら(私達)の方が
過敏に反応して頑張ってあわせても、
いろいろ支障が出やすいこともあった。
「なんでも【宗教】に絡めて騒げば、
自分たちの要求が通る」というふうな
雰囲気になってしまうと、
とっても困ってしまうので、
いつも淡々と振舞うようにしていて、
その方がうまくいくことが多かったと
個人的には感じています。
非公式な慣習のリクエストも
不正やコストのリスクを意識しつつも、
モチベーション低下や不信感につながるような
完全な否定はしないで、
受け入れた方が結果よくなりそうならば
淡々と受入れるときもあってもいいかなと、
前述した幽霊祓いは、経費でしました。
いくつかのレシートと、
dukun(呪術師)
儀式のビデオが送られてきました・・・・汗

※本記事の内容を引用・ご紹介いただく際は、
出典として下記リンクをご明記いただけると幸いです。
https://bit.ly/482H65h
感じ方や言葉の紡ぎ方には、
その人だけの色があります。
もし心に響く部分がありましたら、
ぜひ引用元として、
このページの存在も添えて
伝えていただけたらと思います。
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