皆様 こんにちは。
東南アジアコンサルタントの塩見有輝です。
日本でも、病院等の広告には 規制がありますね。
例えば、病院のホームページに、
お医者さんのブログへのリンクがあったり、
バナーが貼られていると、
そのブログは医療機関のホームページと一体的に
運営されているとみなされて、不当に患者さんを
誘引していないか、チェックされます。
シンガポールでもその規制がアップデイトされました。
2017年の1月1日から、
お医者様の SNSの使い方に
規制が入ることになっています。
例えば
◆ フェイスブックで患者さんと友達になった場合は、
投稿内容は医療に関係ないものにするべき。
それから、
◆ フェイスブックを見ている他の人達に、
それが自分の患者さんだと知られては
いけないこと。
というガイドラインができました。
その他には、
特に美容医療に対しての広告ガイドラインや、
遠隔治療する際に十分な技術があるか配慮すること、
終末医療で患者の希望を優先することなどが、
アップデイトされていました。
フェイスブックでお医者さんが自分から
患者さんに友達申請するのは、
グレーゾーンで、
患者さんがお医者さんに友達申請して、
それをお医者さんが承認して友達になって、
投稿は、医療と関係ないことのみで、
医者と患者の関係が他の人にわからない場合は
セーフです。
マレーシアでは、薬事広告局が
薬、化粧品、医療サービスの広告を
監督していて、
例えばクリニックが2号店を出すときは、
事前にそのお知らせをするための許可を取って、
その許可から1か月間のみ、
バナー掲載ができます。
教育的な記事は書いていいけれど、
来店促進的な文章を入れてはいけない、
それから、医療サービスについては、
プロモーション(%OFF、来店特典など)は
していけないという規制もマレーシアであります。
ホームページで使う写真は、
医療サービス中の写真を掲載して、
お医者さんの名前を書くのはOKですが、
そこに、例えば、
Dr Ng(この技術で20年以上の経験有り)
などの記述をしてはいけない決まりがあります。
名前だけを書くことになっています。
それから、
このDr Ngの写真がパスポート写真以上に
大きいサイズはダメ、
という規制があります。
インドネシアは、
島によって各宗教人口が違うため、
(ジャワ島、スマトラ島⇒イスラム教、
バリ島⇒ヒンズー教)
統一の広告ルールを敷くことが目的で、
「広告法」があります。
マスメディアでは、お酒の広告はNG,
ベビーフードもNGです。
ベビーフードは、
厚生省で認可を取れば、
マスメディア以外での広告はOKという
ルールがあります。
その中に「ヘルスケア広告規制」があって、
医療サービスについての規制があり、
特に遠隔医療についての規制が強調されています。
インターネットの技術革新で、
ネットを通じて、心臓の鼓動を聞いたり、
症状を見たりなどの遠隔治療は、
具合が悪い時に病院に行って長く待つ苦痛を
なくしたり、高齢化した過疎地に適応しますね。
シンガポールの場合は、
小さい国だからこそ小回りの利く中で、
こういった新しいこともどんどんと進めて、
この分野でも、モデルケースになりそうですね。
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お医者さんは、政治家や公務員と同じくらい、
本当に言動に慎重に、
毎日生きていかないといけなくて、
大変な職業だなと、
思ってしまいました。
日々のサービスを積み重ね、
それによる患者さんの口コミで広告してもらう、
これを実践していくということですね。
本質論で慎重に、ですね。
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