皆さまは海外に行くときにどこで両替していますか?
アジアに行くときと、
ヨーロッパに行くときで、
両替するとお得な場所が、
「真逆」ですので、
今日はそれについて書きますね。
【アジアに行くときの場合】
アジアには Money Changerがたくさんあります。
シンガポールやマレーシア、タイやフィリピンでも、ショッピングモール内や街中の道路沿いに Money Changerは連立しています。

レートの競争も激しいので、
その日の為替の仲値と、
1%も変わらないところが多いです。
そういうわけで、
東南アジアに行くときは
1.「現地の」街中のMoney Changerで替える
最初は街中のどこで替えたらいいのか、
全く検討がつかない場合であっても、
街中で替えるのが基本的にお得です。
もちろん店舗により差はありますが、
旅行中の交通費などの
現金数万円分だけ替えるのであれば、
そんなに心配するほどの大差はないことがほとんど。
2.現地の空港で替える(まあ、まあ)
どうしても、街に出て、自分で替えることにまだ抵抗がある場合は、
レートはやや下がりますが、
空港の銀行が経営しているMoney Changerでも、まあOK。
飛行機で現地到着が夜中の場合は特に、
街中で開いているMoney Changerを探すことなく、夜もオープンしている空港のMoney Changerで、当面分だけ、少し替えるなら便利でいいですね。

アジアの場合は、「現地で替える」ようにしていれば、どこで替えてもそんなにレートはひどくなく、損した気分にはならないことがほとんどですよね。
(現地ホテルはレートが悪いですので、それ以外)
【ヨーロッパに行くとき】
ユーロは、現地で両替すると、
びっくりするくらい
目に見えてお金が減ります。笑
結論から言いますと、
1.ユーロは「日本で替えて」行くのが鉄則!
(国内の両替ショップや、
金券ショップでさえもいい。)

2.ユーロは、現地で替えると
複数の手数料がかかりがちです。
旅行の数万円でもしてはいけないレベル 笑。
【実例】2019年9月9日、
仲値は、1ユーロ=118.09円でした。

では、この日、ローマで1万円が、実際には何ユーロになったと思いますか?
【予想】
10,000円÷118.09円=84.68ユーロ
両替手数料が入って、82ユーロくらいになるかな?と予想しました。
【実際は?】
ローマ駅の近くのMoney Changerに聞いたら、70ユーロと言われたので、高いと感じ、替えませんでした。
同じ日に、そのまま歩いているうちに
バチカン近くの手前の橋の近くでレートを見たら、1ユーロ=128.03円と書いてありました。
ということは、1万円で78.1ユーロになるな、と思って聞いてみたところ、
1万円だと55ユーロ
と言われてびっくり。
レート表と全く違います。

1万円で55ユーロということは、
1ユーロ≒182円!
という驚き価格。
アジアですと、
刻々と変わるレートの中で、
急に円が大幅に下がったりしたら
外のレート表と変わったりしますが、
そこまで変わりません。
また、
1万円替える場合と10万円替える場合と
レートはほとんど変わりません。
ユーロの場合は、現地のMoney Changerで1万円替える場合と10万円替える場合で全然レートが変わります。
だからと言って現地で多めに替えることにしても、日本で替えるよりもおトクではないように感じます。
仲値に%を乗せている買値、売値というのは手数料が入っているものなのですが、
それとは別に、さらに手数料が引かれたりということもあります。
3.ユーロは、両替する国によってレートが違う。
ヨーロッパに旅行するときに
せっかくだからと何ヶ国も周る方も
きっと多いと思います。
その際には事前に、「どこの国で替えるとレートがいいか」調べてみるといいと思います。
ギリシャのアテネ空港で、ユーロを変えて、「こんなにも減ってしまうのか~」と驚いたことがありますが、
さらに、減ってしまうのがローマでした。
【ヨーロッパに行く時の事前準備 おさらい】
1.ユーロは日本で替えて行く
【実例】
2019年9月13日に仲値で1ユーロ=119.84円でした。
この日に、日本の外貨両替ショップで、「1万円だけ替えるのに何ユーロもらえるか」聞いたところ、80ユーロ(以上)とのことでした^^
ヨーロッパに行くときは日本で替えて行きましょう。

2.海外ではキャッシングするのがいいか??
海外でお買い物をするときはクレジットカードを使えば
* ポイントが付く
* 何かあったときに補償もあるかも
* キャッシュレスで安全
ですよね。
マルチ通貨口座につなげたデビットカードを使うと、もっと手数料が少なくなったりもします。
問題は、キャッシュしか使えない場合ですよね。
今までは、現金がなくなったら、
「日本の銀行のカードやクレジットカードで、
現地ATMでキャッシングすればいい」
と思っていました。
現地でのATM操作は、
英語と現地語が出ます。
英語があまり得意でなくても
ATM操作での画面の移行は
日本と似ているので、
簡単だと思います。
ところが、ヨーロッパでは、
ATMでキャッシングするときでさえも
レートが良くないことが多いので、
やはり日本で替えて行きたいですね。
ATMの画面で、最後に、
「このレートで選びますか?」
と出ます。
そのレートが現地両替ショップよりも
悪いようだったらやめておきましょう。
ATMの画面で、例えば、
「日本円で計算したレート(1EUR=135JPY)にしますか?
それとも
現地通貨+手数料にしますか?」
という画面が出る時もあります。
この場合、2番目は、
「手数料をプラス」と書いてあるので
抵抗を感じてしまうと思いますが、
こちらを選ぶ方がいいです。
最初に出ているレートは
DCC(Dynamic Currency Conversion)という、高い手数料込変換レートです。
ですので、DCCではなく、「現地通貨のEUの仲値+手数料」という下の項目を選ぶのをおすすめします。
海外に行くときには、
万が一のために、
クレカのキャッシング枠が
海外でも使える設定になっているか、
それからいくら分まで使えるかなど
確かめてから行くと安心ですね。
ですが、それは万が一のためで
キャッシングも国によっては高いので、
できる限り、
ユーロは日本で替えてから、
旅行に行くのがおすすめです。
楽しい旅になりますように~