2021年9月7日現在、
世界各国でコロナのワクチン接種率は
どのようになっているのか見ながら
思うことを書きたいと思います。
(※データ提供元: Our World in Data)
「ワクチン接種」という
共通のミッションを、
各国がどのように進めていくのか、
興味がありました。
お仕事や投資をするときに
参考になったりして?
主要国の
◆1回目接種率(※2021/9/7現在)
◆2回目接種率(※2021/9/7現在)
◆接種開始時期
(1回目接種率が人口の1%を超えた日)
↓
接種率1%を超えた日を調べて
表にしてみました。
(データの一番最初が抜けている場合は
その最初の日と、完了%を記載)
◆「きちんと」物事を進めることができる
日本の国と日本人
欧米諸国(表の黄色、肌色)が
2020年の12月や2021年1月から
ワクチン接種を進めていましたし、
アジア(表で緑色)でインドネシアも、
2021年3月には打ち始めていました※。
※関連ブログ 2021/3/10に投稿
⇒【若い人からワクチンを打つ国】
その頃には、
「日本は、ほんとにやること
遅いよな~。
前例がないことに弱いよな~。」
「こういう時、成長国は攻めるな~」
などと、思っていました。
ところが、日本は、
主要国の中でスタートは遅くても、
3か月以上前にスタートしたアメリカと
同じような接種率にほぼ追いついています。
日本は、とても慎重で
物事を検討するのに時間をかけますが、
その分、しっかり計画して
走り出したら、早い、
ということでしょうか。
私は自分以外にも、
家族などの3名の付添いで
全部で4つの接種会場に行きました。
1.小さくて古い公共の場所
2.新しめのショッピングセンター内
3.区のスポーツセンター
4.アメリカンクラブ
で、全部、全く様子の違う箱ですが
こんなに多くの様々な会場を決めたり
どこへ行っても、入口から出口まで
動線がとてもわかりやすいし、
スタッフの方々がそろってとてもご親切で、
今回の接種会場のオペレーションは、
これを仕切った公務員の方々の能力や
日本人の助け合い精神が素晴らしくて、
今後も、こういった面を生かして
成長をして行けると思います。
◆中東===
アラブ首長国連邦 | 79% | 90% | 2021/1/10に8.6% |
カタール | 78% | 83% | 2021/2/17に3.5% |
以前にカタールのドーハに行った時に、
英語ができて効率的で話が通じやすく、
そういう面はシンガポールと
共通していることが多く
行く前のイメージと違っていた国なので、
帰って調べたら
1人あたりGDPも世界11位※でした。
( UAE26位、
シンガポール8位、
日本23位
※2020年データ)
関連ブログ 2016/5/19に投稿
⇒【カタール航空のSafety Videoにメッシが!】
◆カンボジアについて===
タイやフィリピンが以前から
もうそろそろもうそろそろ、
と言われながらも、
なかなかバブらないのは
上の表を見ても、感じました。
今回、カンボジアが、
いいペースで接種を進めているのが
意外でした。
今まで全く関わりなく
見ていなかった国ですが、
興味が湧いてきました。
映画「Killing Field」や
「FIRST THEY KILLED MY FATHER」など
内戦やクメール・ルージュの虐殺の
イメージが強いのですが、
2021年はコロナ注射を3月から初めて
9月7日までに人口の69%が2回完了しています。
カンボジアはシノバックス、シノファーム、
アストラゼネガをミックスで使って、
3回目を、1,2回目と違うブランドを
打つようにして、
他の東南アジア諸国と比べて
この2週間(2021/8/28~9/10)は
感染者数も死亡者数も
断然少ないようです。
TOPの力が強かったり
中国と近かったりするのが、
影響しているのでしょうか。
◆マレーシアとシノバック製ワクチンについて===
マレーシアは、ロックダウン政策で
厳しくコロナと向き合ってきた国で
2021/9/7までに、
人口の50%以上が2回目の接種を完了しています。
にもかかわらず、
この2週間(2021/8/28~9/10)
の感染者数は、
人口3200万人の中の278,037人です。
2回目接種完了率がたった14%の
インドネシアのこの2週間の感染者数は、
人口2億7千万人の中の102,377人です。
フィリピンは263,309人
ベトナムは179,051人
タイは213,302人
ということで、絶対数で見ても、
積極的にワクチンを打っている
マレーシアの方が感染者数が多く、
死亡者数も、インドネシア以外の
アジア諸国より多いのが、
この14日間の状況です。
マレーシアでは、
シノバック製ワクチンは、
現在ある在庫が終了次第やめて、
今後はファイザーに
切り替えることにするとの発表が
ありました。
また、モデルナは、広くはまだ
使わないけれど、緊急時にのみ
使用するために認可されました。
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