• 月. 10月 25th, 2021

「結婚するんだったら縁切るから」
そんなドラマみたいな言葉を
母から聞くとは思わなかった。

シンガポールに住んで3年たってから、
そこで出会った身長190cmの
グリーンの目の外国人と、
一瞬にして恋に落ちてしまい、
出会った日の1年後の4月の同じ日に
結婚すると決めたのだ。

その1か月前にシンガポールから
日本の母へ電話で伝えたものの、
「外国人はダメ。
日本人ならどんな人でもいい。」
とのことで、
大反対をされてしまった。

25歳だった私は、
両親の反対が気には、なっていたが
そのまま決めた4月のその日に
籍を入れた。
その日にすることが、
私たちの大恋愛の尊さと、
初めて出会った日から
1年で進んだという、
愛の深さの証明になる気が、
本気でしていて、
こだわりを持った。

ただ、籍を入れ終えたことは、
まだ母には電話では言えないままだった。
そして、同じ年の12月の結婚式に
出席するのを、お願いしていた。
出会って次の年の間に、結婚式も
終えることに、意味を感じていた。
その時までに、両親を説得する予定で。

「ダメ、絶対ダメ。」
とのことだったのだが、
6月に日本に2人で帰って、
1週間実家に滞在した。

Andrewというその人は、
母には「アンドちゃん」、
父には「アンド」と呼ばれて、
両親は表面上は私たちに優しかったけれど、
私には、
「アンドちゃんと付き合ってもいい。
でも、籍は入れちゃダメ。」
と言われていた。

母は、きっとそのうち、
私たちがうまく行かなくなって
別れると、期待していたのだと思う。

私たちは、その時にはもう2か月も前に、
すでに籍を入れてあるのだけれど、
それは怖くて言えなくて、
「アンドちゃんがすきなのォ」と
私はひたすら、だだをこねていた。

結婚に反対されたまま12月の結婚式が
近づいてきて、
11月になって、
(いよいよヤバいな)と
思ったので、日本に頻繁に電話して
12月の頭にやっと、
母がいつもと違うとても低い声で、
「じゃあ、何日に、
飛行機でどこで降りるの。。。」と
仕方なく言った時に、
私はほっとした。

両親と叔母と妹夫婦と、大学時代の親友が
来てくれた。
結婚式をする島までの手配は、
その親友が旅行会社に勤めていたので、
全部手配してくれていたので
家族のケアは任せっぱなしで、
私はただただ、
自分のドレスや身の回りのものを
ワクワク選んだり、準備していた。


当日、車で結婚式の教会に着いた時に
そこで打ち合わせするのかなと思って
父とスタスタ歩いていたら、
それがすでに入場だったと、
途中で気が付いて、父も
「あれ、あれ?なんだよ、なんだよ~」と
笑いながら2人で歩いた。

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両親は英語もできないし、
外国に慣れていないし、
事前の打ち合わせも何もしていないのに、
披露宴のホテルで、MCが紹介したときに、
両親が2人で前に立って、
ぴったりそろって、深々とお辞儀をした。
ほんとに2人でぴったりお辞儀がそろって、
会場が、Ohhhと少しどよめいた。


その時、私はすごく有難くて、
そのお辞儀がきれいで誇らしくて、
その時に罪悪感のようなものと、
あんなに反対していたのに、
今こうして、
娘をよろしくとお辞儀してくれて
両親の大きな愛情を感じた。

かと言って、私はひたすらに幼稚で、
それに対して涙も出たりせずに、
自分の幸せに浮かれていた。。。。



昨今(2021年秋)の結婚報道で、
いろいろなことを思い出して、
こんな話までブログに書いてしまったが、
母にも、「あの時はほんとにごめんね~」
と先週末に言った。
相変わらず母は「ぐふふ~」と
入れ歯を入れ忘れた口元を開けて
笑っていた。

私は結局7年で離婚してしまったのですが、
やっぱり
人生で幸せを感じられた期間だったので、
それはよかったのですが、
やはり、自分の希望をかなえるときに、
「やり方」は考えればよかった
反省しています。


「どんな手段をつかっても」
という言葉や、強引さは、
目的達成に対しての強い思いを表していて
その思いの強さが、尊いことだと感じたり、
それが人よりも頭1つ飛び出た
「努力」だと、
思ったりすることもあると思います。
目標達成意識が高くて賞賛に値する
と思うことさえもあります。

でも、それがほんとにそうなのか、
大事な人々が受け入れてくれるような、
他のやり方がないか、
考えたいと、今は、思っています。

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jumpinghorse

大卒後新卒でシンガポール航空のCAになったのがきっかけでその後12年間シンガポールに居住しました。現在は月の半分海外、半分東京に。Facebook⇒ https://www.facebook.com/shiomi.yuki   インスタ yuki.shiomi 

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