• 土. 9月 25th, 2021

今日は、
センスがお金と同じくらい大事だね
という話を、
そう思うきっかけになった
個人的なエピソードとともに、
書いていこうと思います。

センスという言葉は、
例えば経営センス営業センス
など、様々な物への向き合い方で、
幅広く使われますが、今日は、
あの人、服のセンスいいよね~」などと
一般的に使われる時のセンスについてです。

私は以前、シンガポールに住んでいた頃、
不動産エイジェントを約7年間していて、
主に日本人の駐在員の方々のお住まいや、
会社様のオフィスや倉庫や工場を
探すお手伝いをしていました。

日本ですと、特に賃貸住宅の場合は、
まだその物件に居住者がいる場合は、
基本的に内見はできないようですが、
シンガポールでは、積極的に内見が
行われます。

最初の賃貸契約の中に
退去前の2か月(あるいは1か月)前から、
内見に協力すること、という条項が
書かれているのが普通です。

居住者は、もちろん都合によって、
断る権利もありますが、
日本のように居住者の権利が強くなく
基本的には、reasonableな頻度
(例えば、週3回、時間をくぎってなど)
で、協力しないといけないことに
なっているのが普通です。

そういうわけで、
私は新しいお客様をお連れして、
たくさんのお宅にお邪魔させて頂きました。

少し奥まった場所の、緑の多い
低層コンドミニアム(Low Rise Condo)や

高層コンドミニアムの場合でも、
見える景色が2,3階のちょうど
緑の葉が見えてきれいな場合は、
高層階よりもそちらを選ぶことが
欧米の方は多かったと思います。

モデルルームではない、
リアルな生々しい生活空間
数多く拝見しました。

当たり前かもしれませんが、
同じコンドミニアムの中で
同じ家賃の部屋にもかかわらず、
居住するそれぞれの人のセンスによって、
部屋の様子は、全く違うのです。

シンガポールには、
いろいろな国の方々が移住しているので、
それぞれの部屋の違いは想像以上で、

同じ経済レベルで、
同じ場所に住んでも、
それぞれの人が見ている世界は、
まったく別世界のようです。

日本人の方々は傾向として、
よく言えばクリーンでナチュラルな、
可もなく不可もない普通の雰囲気
落ち着く場所として好まれました。

壁が普通に白くて
癖がないシンプルな家具を
オーナーさんに準備してもらう
パターンがほとんどでした。
(Rent with fully furnished)

欧米の方々は、
オーナーさんから予算をもらい、
自分で好きな家具をそろえる契約
好むパターンがほとんどでした。
このパターンの契約だと、
予算が思ったほどの額には届かなくても
超過分は自分で払って、
好きなカーテンや家具を選んで
そろえて好きな住空間を作っていました。
(Unfurnished, or partially furnished)

日本人の場合は、
場所がMRTの駅に近ければ近いほど
いいなど、利便性1番で、
高層コンドミニアムの場合は、
(実際の部屋からの景色の良しあしと
関係なく?)
少しでも上の階を選ぶことが
多かったと記憶しています。

毎日の内見の中で、
美しいお部屋を見たとき、
エイジェント同士で興奮して
よくおしゃべりしました。

「○○ガーデンの○○号室見た?」

スポンサードリンク


「古いコンドミニアムだけれど、
あのEuropean wife,
すごくセンスいいよね。
間接照明とか全部自分で
そろえたんだって。
次回、日本の○○さんに
お見せしようよ。
予算内だよね。
きれいだからきっと決まるよ。」

そうは言われても、
そういうお部屋は、
日本人のお客様とは
成約しません。

「日本人は、新しくて、駅近で、
高層タイプでなるべく上の階で、
家具は普通っぽいのでシンプルだと
契約しやすいから、それ意外は
だめだと思うよ~。」

よくこのような会話を
現地のエイジェントさんとしました。

シンガポールの中華系のオーナーさんや
中国人のオーナーさんは、時々
ご自分の趣味で、
ローズウッドの家具でまとめて
そろえていることが多々ありました。

スポンサードリンク

こういうお部屋は日本人の方には
ほぼ、選ばれないので、
きっと高い家具かもしれないのですが、
オーナーさんには、
全部買いなおして、内見準備を
していただくことがありました。

IKEAのシンプルな家具に変えたら、
すぐに入居が決まったりしました。

ローズウッドのアンティーク調は、
好き嫌いが大きく分かれるので、
日本人テナントを探している場合は、
変更もやむを得ないと思いますが、

素敵な暖色のライティングを、
入居前に全部蛍光灯に変える
というリクエストを、
日本の方から受けることが
本当に大変に多く、
それは、オーナーさんが時々
お気の毒に思える瞬間でした。

仮契約書に
*fluorescent light(蛍光灯)
変更すること
それから、
*Hard coil spring mattress
(固いスプリングマットレス)
をリクエストするのは、
私の日常になっていて、
fluorescent lightのスペルは
バッチリ覚えました。

オーナーさんからは、
「なんで素敵なライトをつけてあるのに、
蛍光灯に変えるの?おかしくない?
別にいいけれど、おかしくない?」
と聞かれることが多々ありましたが、
面倒なので、we just like it
いつも答えていました。 


さて、

先日、2021年7月23日の
オリンピック開会式と、
8月8日の閉会式に対して、
つまらなくてがっかり。
ダサい、センス悪い。」と
国内で酷評がされました。

165億円もかけていたのに、
ということで。

お金と同じくらい、
センスって大事だよな、
そんなことを感じながら、
このエイジェント時代の思い出が
よみがえってきました。

こちら

こちら

ご依頼やお問合せは
メールのinfo@shiomi.asiaで、
お気軽に。

 

スポンサードリンク

jumpinghorse

大卒後新卒でシンガポール航空のCAになったのがきっかけでその後12年間シンガポールに居住しました。現在は月の半分海外、半分東京に。Facebook⇒ https://www.facebook.com/shiomi.yuki   インスタ yuki.shiomi 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


Copy Protected by Chetan's WP-Copyprotect.