今日は、思い切って、「仮想通貨」の話をしようと思います。なぜ、「思い切って」と書いたかと言いますと、普段は仮想通貨の話をすることを躊躇するからです。「仮想通貨」という言葉を出した瞬間、「プッ(頭悪そう・・)」と失笑につながる空気があることが、しっかりとした表の社会では多いし、「仮想通貨」って、「愛人」みたいな存在だな、と思います。
法定通貨ちゃんみたいに、きちんと国家が認めて守っているのではなく、「お前には表向きの通貨の役割はできないからね」という感じで「暗号資産」という名前で呼ばれて、なんだか暗いわ。
でも、法定通貨ちゃんがくれないようなアップダウンのドキドキワクワクハラハラをくれて興奮させてくれる楽しい暗号資産りん。みんなが実は持っている暗号資産りん。
でも、「それをわざわざ公の場所で話すことでもないよね、プッ」みたいな。随分と御執心ですね、みたいな。
特定のお気に入りアルトコイン押しのトークは、惚れ込んだ彼女の自慢大会に似ている。アルトコインの話をしているときの表情が、入れ込んだ女(あるいは男)の話をしている時と同じで、夢中になって話してしまう。
ICO期待で大損しただなんで、夢中になって追った女(or男)に振られたみたいで、損した額が大きいほど恥ずかしくなる。お金も失うけれど、自分が欲望によって頭が働かなかった恥ずかしさで、プライドまで傷ついてしまう。
未だ凍結中のXEC
さて、私のお友達のK子さんのケース。恋愛上手なK子は、仮想通貨(あらため暗号資産)もほぼ全部+で回収済みだけれど、このXEC(エターナルコイン)だけが未回収らしい。XECとは、日本のアトムソリューションズ社が発行しているコインで2015年1月から「エターナルライブ社」が開設した取引所で取引されてきた。
それが凍結に至った経緯を見てみましょう。
■ 2017年12月に購入
情報系のローンチがかけられた、いかにもいかがわしい空気(※あくまで個人的な感想で、事実とは限りませんが。)をまとったコインには、もちろん見向きもしないK子さんです。XECはそういう色のものではなかったのと、日本の会社が発行したコインであるということで、K子さんは300万円をXECに交換した。(=264,170.14271XEC)
そして、その4か月後・・・
業務停止命令として平成30年4月6日から平成30年6月5日まで、仮想通貨交換業に係る全ての業務(仮想通貨の交換等に関し利用者に対して負担する債務の履行、利用者財産の返還のための業務及び当局が個別に認めたものを除く。)を停止すること。
上記の報告徴求命令に基づく報告及び立入検査により当社の業務運営状況を確認したところ、 代表取締役は、経費の支払いに充てるため、利用者から預かった金銭を一時的に流用していた事実が認められており、 法第63条の11(利用者財産の管理)に違反している。
Walletの移管時期は、2019年6月1日を目途とのこと。
K子は、「じゃあ2019年6月1日まで待つしかないわね」と再度、待ったわけである。
■ Walletの機能を改善して、できあがるのが2019年7月7日との発表
2019年6月1日になったら、移管作業が完了かと思っていたが、移管作業が開始とのことで、Walletの機能改善作業の為に、7月7日13時まで、Wallet停止しますというお知らせが書いてあった。
取引再開は、実現するか?
このような経緯により、一般的には、“XECは、お陀仏した”という認識になっていると思います。ホルダーもおとなしくて、ネット上に情報が多くはありません。
現在のところはまだブロックチェーン化されていないので、仮想通貨ではなくてデジタル通貨に近いということや、ローンチで一気に購入者を増やしたコインではないので、話題にする人が少ないようです。XET(1XET=10XEC)は、これまでもずっと、海外の取引所で取引されています。
では、今後の予想できる展開は、
パターン1.2019年7月7日13時以降から、告知通り約束が守られて、XECをXETに変換して取引ができる。
パターン2.2019年7月7日に、新たなお知らせが発表されて、「さらに素晴らしい機能を加えるので、それができあがるのが〇月〇日になります。」などと理由をつけて、再度、取引できる時期を先延ばしにする。
→ このように毎回引き延ばしを繰り返して、ホルダーが忘れたり、あきらめるのを待つパターン
パターン3.2019年7月7日に、会社はWallet機能を開始する予定にしているのに、なんらかの要因により、開始できない状況になるパターン。
パターン1 取引できる場合はいくらになるか?
取引できるようになる場合は、2019年6月の状況をみると、1XET(エターナルトークン)=10XEC≒243円なので、K子さんの300万円は、641万円になって戻ってきます。売りが集中して価格が急落するかもしれませんが。
パターン2 再度、取引再開日を引延ばしにされるとき
「もうすぐいいことがあるからね!」を何度も繰り返す場合には、お陀仏になる可能性がとても高いと思います。
パターン3 なんらかの要因で取引再開できない状況になる
会社の意図と別に、何らかの要因により、取引を2019年7月7日に再開できない場合は、もっとも、やっかいだと思います。例えば、海外取引所(IDAXなど)での売買なので、XECをXETに交換するのを第3機関から許可されなかったり、ということが起きた場合は、やっかいだと思います。
ですが、Wallet管理移管の際に、サイト上の説明で、「送信機能は可能」と明記していながら、「移管に同意するか、しないか」の決定をホルダーに迫っていたので、その部分だけは守るべきと思います。
あなたの予想から見る、あなたの性格傾向
パターン1の「戻ってくる」を予想した方
K子さんは戻ってくると予想しているそうです。世の中ではXECは、とっくにお陀仏というニュースになっていますが、素直なK子さんは、今回は戻ってくると予想しています。その際には、1泊だけ国内温泉旅行に連れて行ってくれる予定です。
◆ 性格傾向
素直で明るい。行動的でいい環境にいたり、実体験が多い。そのため、物事がうまく常にまわっている。だからと言って、調子にのったり油断して、大金を1個に投入しすぎないことがポイント。
パターン2の「再度延長になりました」を予想した方
◆ 性格傾向
「再度延長になりました。」と7月7日に言われて、そのまま消えると予想しているあなたは、とても現実的で、いろいろと物をよく知っている方です。ただ、知識があることでなんでもかんでも疑心暗鬼になりがちで、それによって逆にネガティブな結果を引き寄せる場合も、あり。稼ぐことよりも、悪いところにフォーカスしがち。でも、失敗はしないので、損はしない。堅実型。
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逆に、「再度延長になりました。」と予想していて、それでも、「いつかきっとXECがさらに価格を上げて大きな利益がもたらされる」と予想している方
◆ 性格傾向
思い込みがやや激しいタイプ。自分が知っていることがすべてと思いがちなタイプ。せっかく貯めたお金をごっそり持っていかれがちなので、注意が必要。ただ、思い込みが激しいので、本人は意外に、不安を感じずに、ずっと夢の中にいて心は平穏に保っていたりもするので幸せな面もあり。
パターン3の「何らかの状況が変わって、凍結が当分続く」と予想した方
◆ 性格傾向
冷静。動かしていい分だけのお金を投資に回して増やしていくタイプ。
さて、実際の結果は!?
わかるのは、まもなくですね。
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