本日、2022年6月21日に、
1ドル136円を超えてしまいました。
円安が進んで、
日本は貧乏になるばかりと
言われていますが、
それについて、
書いてみようと思います。
コロナによって、
海外渡航の規制が出てきた
2020年3月から、
規制が解けてきた
2022年6月までの
たった2年3か月の間、
お金をどこに置いておいたら
為替差益が最も出たのか、
復習してみます。
【2020.3月】【2022.6月】【対比%】
米ドル 110.65 ⇒ 135.22 122%
英ポンド 128.25 ⇒ 165.85 129%
ユーロ 119.56 ⇒ 142.31 119%
カナダドル 76.46 ⇒ 104.26 136%
スイスフラン 113.02 ⇒ 139.88 124%
スウェーデンクローネ10.8⇒13.38124%
デンマーククローネ16.01⇒19.14 120%
ノルウェークローネ9.72⇒13.69 141%
オーストラリアドル65.15⇒94.19 145%
ニュージーランドドル63.8⇒85.65 134%
南アフリカランド6.25 ⇒ 8.43 135%
バーレーンディナール293.03⇒358.58 122%
中国人民元 15.57 ⇒ 20.23 130%
香港ドル 14.27 ⇒ 17.22 121%
インドルピー 1.45 ⇒ 1.75 121%
フィリピンペソ 2.16 ⇒ 2.5 116%
シンガポールドル 75.93 ⇒ 97.46 128%
タイバーツ 3.38 ⇒ 3.83 113%
クウェートディナール354.99⇒440.6 124%
サウジアラビアリアル29.48⇒36.04 122%
UAEディルハム 30.12 ⇒ 36.82 122%
メキシコペソ 4.4 ⇒ 6.67 152%
パプアニューギニアキナ33.25⇒38.4 115%
ハンガリーフォリント 0.34 ⇒ 0.36 106%
チェココロナ 4.31 ⇒ 5.77 134%
ポーランドズロチ 25.81 ⇒ 30.67 119%
トルコリラ 16.92 ⇒ 7.81 46%に減った
インドネシアルピア(x100)0.67⇒0.91 136%
マレーシアリンギ24.95⇒30.75 123%
韓国ウォン 8.79 ⇒ 10.47 119%
台湾ドル 3.66 ⇒ 4.55 124%
ロシアルーブル 1.4 ⇒ 2.38 170%
コロナ前に10万米ドル(1100万円)を
置いておいた場合、何もしていないのに
コロナが終わった頃に1350万円になって
2年3か月で250万円、
もうかった気分になる、
ということなのですが、
円で計算してみたら増えただけで、
実際は、円安の今のうちに
円に換金してしまって
日本円が増えた気分にひたる人は
いろいろな理由で
あまりいないのでは、
と思いました。
とはいえ、
資産は円ベースで一応増えている、
という認識には、なるんでしょうか。
何が言いたいかというと、
ほとんどの人にとっては、
海外との兼ね合いの中で、
知らない間にお金が増えたり
減ったりしていても、
実感がないもので、
「実感がないことが
ちょっと怖いですよね、
でも実感がないなら
自分が感じる幸せ度は
変わらないから、
そんなに怖くもないのかな」
という
わかりづらいことを
書きたかったのです。
インドネシアのジャカルタに
お仕事でよく行かせて頂くのですが、
例えば、マクドナルドのように
国の経済に合わせてハンバーガーの
価格を安くするわけではない、
世界中で値段がほぼ同じのiphoneを、
20代でも半数が使っています。
残りの半数が中国のOppoなどを
使っています。
なんで月に数万円のお給料で
若い人たち全員が、
スマホを買換えできているんだろうと
とても不思議に思っていました。
ですが、ある日
電化製品店に行ったら、
1ヶ月500円相当の分割払いが
POPで宣伝してあって、
「こういうかんじなら買えるな。
それにしても、
分割のPOPで1回500円程度の
小さい支払いって初めて見たかも~」
と感じました。
その時、なるほど~と
結構びっくりしたのを覚えています。
ですが現在は、日本でも、
これくらい少額の分割払いのPOPも
見るようになってきました。
2022年の5月に新宿の携帯ショップで
こちらの表示↓を見ました。
2,420円のスマホケースを
24回払いにできて、
1ヶ月目が 120円で、
2か月目~24か月目までは
100円ずつ支払えるという表示です。
これを見た時に、日本も
もしかしたら貧乏になっているのかもと
感じました。
インドネシアの若い人々が
経済が何倍も違う国の人と
そんなには変わらず暮らして
スマホを持って、
スタバもたまに飲んだりして、
Netflixで
韓国のドラマに、はまって、
楽しんでいるのを見ると、
もし日本がみんなが言うように
貧乏な国になっていくとしても
この発展途上国のように
そこに住む個人は、
そんな実感がなかったりするので
それはそれでいいのかな、
などとも、思いました。
分割払いや割賦販売法の
歴史も長いですね。
24回払いにしても手数料ゼロで
いいですね。
私の時代はw、
年利が27%でも
普通の時代でしたww
「丸井の赤いカード」というのがあり、
テレビでもおしゃれに宣伝していて、
ほしいものは自分です。丸井の赤いカード
18歳以上なら誰でも
働いていなくても学生でも、
そのカードを作れました。
横浜の伊勢佐木町モールが
まだ活気があった頃、
丸井があって、
DCブランド
(デザイナーズ&キャラクター、
例えば、コムデギャルソン、
イッセイミヤケ、ヨウジヤマモト、
コムサデモードなどなど)が
ずらっと入っていました。
ある日マネキンが着ていた
ピンクのフェルト生地の
ジャケットとミニスカがあって、
とても気に入りました。
特に有名ブランドではなく、
その後すぐに撤退してしまった
ブランドだったのですが、
絶妙にソフトな美しいピンク色と、
絶妙なふんわり乙女な生地を見て
とてもほしくなってしまい、
たぶん10万円くらいだったのを
カードを作って買いました。
それまで、家では
「お金の話をするのは下品な事」
のようになっていたので、
分割の恐ろしさも何も知らず、
店員さんが、
「カードを作ったら分割で買えますよ~」
と教えてくれたので、
迷わずすぐ買いました。
その後、教わった通り毎月、
お金を返していたのですが、
全然、終わりが見えなくて、
計算がわからなくなった為、
カスタマーカウンターに行って、
どういう計算で
どう残額が減っていくのか、
今まで支払った記録を
印刷してほしいと
お願いしたところ、
そういう印刷はできないと
言われました。
計算式を教えてほしいと
係りのお姉さんに聞いても
お姉さんはわからないとの事で、
中年の男性の方が出ていらして、
紙に書いて計算していきました。
おじさまは、私に、
理屈は教えて下さったのですが、
実際の私の数字を当てはめると
数字があわず、
45分くらいかかって
「あ、そっか」と独り言を言いながら
手書きで何度も修正しながら、
計算を1ヶ月ごとにして下さり、
その手書きの紙6ページをいただいて、
私は帰りました。
そして返済後、
そのカードは捨てました。
ただ、
一目見て、絶対欲しい♡と
衝動的に思えたり、
痛い思いをしながら
それを買ってみたり、
そういう時代に生まれて、
楽しかったので感謝しています。
”あい・らぶ・みい
私が私になるカード
丸井の赤いカード”
というナレーションのように
お金に縛られずにほしいものをもって
自分らしさを実現していくような
エネルギッシュな時代とも言っていいかな。
今の分割払いは、
もっとギリギリ感があって
この透明の、
普通すぎるスマホカバーを
2年間かけて
月々100円支払いで買ったりする
その必要が本当にあるのなら、
貧乏な実感がないとしても
貧乏になっているということかも
しれない。
知らない間(実感がない間)に、
円換算したら豊かになっていたり、
知らない間(実感がない間)に、
乏しい国所属になったり、
どちらも、
知らないうちに・・・・・
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