今日は、移民を受入れることについて、
考えていこうと思います。

皆さんは日本で働く外国人が
もっと増えることについて
どう思いますか?
少し、不安だったりしますよね。

外国人が生活保護を主張したり
東京都のように無担保で1000万円
外国人が起業した会社に貸したり、

土地が買われて
不動産の高騰の原因になる可能性
水源を奪われること
不安を感じたりします。

誰のための国なんだ
思ってしまうのは
とても当たり前の感情だと
思います。
(*2016年9月13日に書いた記事
⇒外国人が「土地」を買える日本はこちら)









ですが今日は、
またしても私が12年間住んでいた
シンガポールの例を挙げながら、
”日本人のための
外国人移民受入れ”
という考え方を、
そろそろ持ってみるか~ということで
ご紹介していこうと思います。

シンガポールは2022年10月21日現在、
人口の40%以上が外国人です。

出生率は、日本(1.3% 2021年)よりも低い。



50年間で、発展途上国から急に
先進国になったシンガポールは、
成長&老化速度も速いです。

一人の女性が1960年代に
平均6人も!
産んでいたのが、
2022年現在は、
日本よりも産まなくなりました。

ですが、ずうっと以前から
移民を政策に入れて、
人口を増やして
経済を活性化してきました。

結果として、経済的に見れば、
うまく行っているようです。

この件では国民の不安は継続してあり、
以前から反対の声も上がっています。








ですが、例えば
2009年のリー・クアンユー首相
大学生とのQ&Aで
Q.
【こんなに毎年たくさんの
外国人が移住してきていますが、
シンガポール人としての帰属意識と
社会的結束をどのように育むことが
できますか?】
(*当時は人口が500万人弱の頃で、
年間に外国人を2万人~2万5000人
入れていました。)

と質問した大学生に
理由を説明しています。

いちばん最初に、
A.
移民政策はこのまま継続します。
と笑顔で答え説明を続けました。 

出生率が、1.01人になっているので
年間25,000人の外国人を入れている。
出生率が1.8人になったら、
外国人を年に20,000人受入れし、
出生率が2.1人になったら、
シンガポール人だけで
やっていく。

シンガポールはとても速いスピードで
老化している。
人口ピラミッドはダイヤモンド型。
政策研究所によると、
経済活性化の為に、
毎年6万人の移民を入れることが
必要とのこと。
60,000人という数の受入れは無理だ。

だが、日本のように老化して、
衰退しないようにするためには
20,000~25,000人の数は、
入れていく予定だ。
政府はそういう方向で
動いていく。

日本について研究してみると
日本人のための日本を保つ為、
移民を受入れては、こなかった。

日系ブラジル人
血筋は日本人だが
日本語が話せないので
700人が日本に移住しようとしたが、
政府が追い返した。

結果として日本は衰退し、
刺激を与える策があるのにもかかわらず
何もしないままでいる。

どんな国であっても、
女性が教育を受け
働くことにより
出生率は1%台になっていく。
それまでは夫婦二人で働いて
収入を得ていたのが、
妊娠・出産で収入が1人分になり
出費は増え、
2人目となるとさらに
出費がかさむ。

この問題は、すべての先進国と
ヨーロッパ各国で起きていることだ。

アメリカだけは当てはまらないが
それは土地の広さにある。
それが人々を2人目の子供を持つ事に
楽観的にしている。(回答続く)」

リー・クアンユーが首相の時、
よくインタビューの中で、
「外国人はシンガポールの経済の
弁である」と話していました。

外国人受入れ数の増減を
コントロールすることで
「シンガポールの」経済を
活性化しているのだと
明言していました。

メッセージの仕方が
とても明確なので、
シンガポール人のためなんだ
納得できるものがありました。

手続きの書類には、いつも何かと
■シンガポールcitizenのできること
■PR保持者ができること
■外国人EP(労働許可証)保持者ができること
■外国人WP(労働者用ビザ)保持者ができること

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という記載がされていて
シンガポールcitizenの権利の
優位性が守られていました。

では、
外国人側はどのように
感じていたかと言うと、
規制が明確なので、
グレーに差別されている感覚は少なく
「そうだよね~」と当然に
納得しやすいと感じました。

例えば、
外国人のメイドさんが
シンガポール人の子を妊娠しても
すぐに自国に返されるルールとなっていたり、








(※この記事→2019年12月9日に投稿
「知性は遺伝するのか」はこちら

労働許可証が出る大学リスト
発表されていたり、
きちんと事前に区分けされていました。

こういった明確な区分けが、
なぜか日本では、
「差別的」
「成熟していない社会」
「野蛮な社会」
「非文化的な社会」
「社会主義!」
とネガティブにとらえられる場合が
あるのも
方向性が本来の目的と
違っていく理由の一つと
感じました。


外国人ができないことが
法律に書かれていても
(例えば土地付きの家が買えないとか、
外国人が不動産契約時に払う
追加印紙税などについて)
事前にルール説明してあることで
「差別」ととらえる人は
ほぼいないのではないかと
感じます。

PR保持者やEP保持者だけではなく
メイドさんや
工事現場の外国人の方々も、
わかりやすい事前に知らされた
ルールの中で、
自分で選んで納得して、
来ていると思います。
~~~~~~~~~~~~~~~~
私はシンガポールに住んでいる時
日本の新聞を読んでいました。

日曜日にまとめて読むのが
楽しくて、その日も
外で新聞を読んでいました。

 

 

 

 

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ある日の記事で、
外国人に対する差別について
書いてありました。

日本では、
外人と言う言葉は失礼なので、
外国人と呼ばなくてはいけない、
それから、
「外国人の犯罪が多い」という表現は、
外国人に対する偏見につながるので、
しないようにしようという論調で
書かれていました。

「なるほどね~
日本は思慮深いな~」

と思いながら家に戻って、
当時住んでいた
シンガポールのマンションの
ポストを開けると、
自治体からお知らせのチラシが入っていて








「最近、このエリアで、

外国人による犯罪が急増しています!
ご注意願います!」
とても大きな字で、
CRIMES COMMITTED BY FOREIGNERS
書いてありました。

ついさっき読んだ日本の新聞と
表現が真逆なので
その時、私は、それがおかしくて
見ながら笑ってしまったのを
今でも鮮明に覚えています。

外国人をここまで多く受入れながら
シンガポール(国&人)を
しっかり守っている様子が
うかがえました。

話は変わりますが、
人間の体も年をとってくると
だんだん体が弱ってきてしまい、
薬に頼ってはいけないけれど、
かといって、
理想的に栄養と運動と睡眠だけで、








病気に打ち勝つことは
至難の業ということが
あると思います。

「薬、飲んだ方がいいですよ、
状況が改善しますよ、
肝臓の値がいいうちに
飲みましょうよ」
とお医者様が言ったとして


 

 

 

異物は絶対に体に入れないのが
最善策なんだと、
若い頃と同じように考えて
言い張って拒否するのも
もちろん自分の体の事なので、
人の言うとおりにしなくていいけれど、
自分の体の数値を見ながら、
やってみてもいいかもしれませんよね。

製薬会社のためではなくて、
他の誰かのためでもなくて、
自分の為に。

異物に過剰反応する体質だと
副作用が出て治療も、
しにくくなるので。
副作用はなるべく出ないように
様子をよく見ながら。

多臓器不全で薬が効かなくなる前に。

 




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By jumpinghorse

大卒後新卒でシンガポール航空のCAになったのがきっかけでその後12年間シンガポールに居住しました。現在は月の半分海外、半分東京に。Facebook⇒ https://www.facebook.com/shiomi.yuki   インスタ yuki.shiomi 

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