皆さま こんにちは。
東南アジアコンサルタントの塩見有輝です。
2016年3月11日の現地記事を元に
2016年のシンガポールの不動産動向を
簡単な言葉で概要を書きます。
皆さまのご自身でのご判断をもとに、
ご参考でご覧くださいませ。
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【不動産取引件数は増加しているが、
不動産価格は下降傾向】
2014年と2015年の2年間で
不動産の取引件数は、
10.4%増加しました。
特に活発だったのは、2015年の8月。
取引は活発でも、価格は落ちていて
1sqftあたり、S$3.29。
(平米と円でなじみがある形で
計算して表すとすると、
93平米で、
1シンガポールドルが81円で計算した場合、
266,490円)。
2015年の1月と2016年1月を比較すると、
賃貸料は6.3%下降しているとのこと。
その原因は
■ 家賃がすでに高すぎる。
そういった実感をもとに、
賃貸料が下がってしまうと、
ローンを支払えないオーナーさんが
物件を手放すので
売買価格も下降する予測。
■ 供給過多になっている。
2015年に新しくできた住居スペースは、
48,000部屋、
そして、2016年には51,000部屋が
追加供給される予定。
■ 需要減少傾向にある。
外国人駐在員数が減少傾向。
(絶対数は減っていないが、
増えていない。
特にEPという労働VISAを
とれるマネージャー以上の人数が
2011年をピークに、
それ以降大きく増加はしていない。)
金融やガス、石油関連企業の
リストラにより、シンガポール経済を
楽観視しない傾向が強まっている。
外国人駐在員も、コンドミニアムではなく
公共団地を借りる傾向も出てきている。
■ 短期賃貸契約の増加
上記の通りのいくつかの理由により、
賃貸料が減少したことに加えて、
賃貸期間が1年未満の短期契約も
増えている。
そのせいで、
オーナーのキャッシュフローが
以前に比べ、不安定になりがち。
(不動産取引件数の増加は、
この短期賃貸契約数の増加にも
起因している。)
■ AirBnbの登場
日本でも最近話題の
外国人旅行者向けの民泊のエアビー。
シンガポールでも、
長期賃貸契約をしてくれる
テナントさんを見つけられないオーナーさんが、
AirBnbを始めているそうです。
(AirBnbは、シンガポールでも、
法的にはグレーゾーン)
とは言え、2016年の今後は、
世界経済が落ち込まない場合は、
シンガポール不動産市場も、
回復すると見ている
市場Watcherが多い。
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以上が記事です。
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